最近「行動経済学が最強の学問である」を読んでみました。
普段何気なく行っている意思決定について自身のバイアスに気づくことができる良書だと思いました。ポイントを5つ設定し自身の備忘として記載します。
導入
私たちは日々、大小さまざまな意思決定をしています。何を食べるか、何を買うか、誰と過ごすかなど、意識していない決断も含めて、その数は1日に3000回にも上ります。かなり多いですね。
実際合理的であるはずの私たちの判断には多くの「非合理的」が潜んでおり、行動経済学はその非合理的な意思決定への気づきを助けてくれます。
今回は、行動経済学を通して、より良い意思決定をするためのヒントを紹介します。
ポイント1:行動経済学とは?
行動経済学は、心理学と経済学を融合させた学問で、人間の非合理的な判断や行動を研究する学問です。
従来の経済学は、人々が常に合理的に行動すると仮定していましたが、将来のための貯金を取り崩してアイドルのCDを買ったり、ダイエットしなければいけないと考えていてもカステラやポテトなどを食べてしまうなど、行動経済学ではその逆を前提にしています。
すなわち私たちの日々、無意識のうちに行っている判断の背景には、感情や認知の歪みが影響していることが多いのです。そのような非合理な判断を冷静に、より賢明な判断を助けてくれる
ポイント2:システム1とシステム2
行動経済学では、人間の意思決定を「システム1」と「システム2」という2つの思考モードで説明します。システム1は直感で判断するモード、システム2は時間をかけて論理的に判断するモードを指します。
システム 1 は効率的ですが、感情やよく観察に影響されやすく、誤った判断をしがちです。 反対にシステム 2 は慎重に考えますが、すべての判断に使いますと疲れます。
重要な決断はシステム2を使い、日常の小さな決断はシステム1に任せるように、思考を最適化していきましょう。
ポイント3:認知の癖による誤り
例えば、飛行機事故のニュースを見て「飛行機は危険だ」と直感的に感じますが、実際には自動車事故の確率がもっと高いことを知っていれば、判断は変わるかもしれません。
それぞれの確率が0.004%、0.99%であるようですね。数字で考えることが大切であると考えさせられるエピソードです。
ポイント4:感情が決断に考える影響
感情も意思決定に大きな影響を与えます。ネガティブな感情に支配されていると、ダイエット中の暴食など衝動的な行動を取りやすくなり、後悔するような決断をしてしまうことが度々あります。
日常的に自分の気分を上げる方法を取り入れ、ポジティブな状態で重要な決断を行うことが大事であると示されています。
ポイント5:判断するときの状況
私の行動は、天気や周囲の人、物の配置など、様々な状況によっても影響を受けます。
例えば、他の人が高価な商品を選んでいると、無意識に自分も高価なものを選んでいますまた、選択肢が多すぎると決断が困難になり、結果的に何も選ばないこともあります。
状況が私たちに大きく影響を与えることを冷静に認識し、大事な決定の前には環境を整えることを第一に考えましょう。
まとめ
行動経済学は、私が無意識のうちに行う非合理的な意思決定を反省し、賢明な判断を助ける学問です。システム1とシステム2の思考モードを考慮、認知の癖や感情、状況が日常生活において意思決定に与える影響を学ぶことができました。
日常生活の特定の場面において行動経済学を意識し、時には自分の判断に疑問を持つことで、無駄なミスや後悔を減らすことができ、より満足度の高い人生を歩むことができるでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。いかがでしょうか。
今日学んだことは今日から生かせるといいですね、ぜひ意識してみましょう。
これからも日常をちょっと良くする情報を発信していきますので、ご購読宜しくお願いいたします!
コメント